小さな魂と太陽その４

　「どんな特別なものって？」　小さな魂は神様の言葉をくりかえしました。
　「ボクよくわからないや。」
　「いいかい」　神様はこう説明しました。
　「光」であるということはね、それだけでもう　特別であるということなんだ。
　そして特別であるということはね、沢山の要素があるんだよ。
　
　やさしいということで、特別
　親切だということで、特別
　独創的だということで、特別
　我慢強いということで、特別

　他に何か特別であるもの考えつくかね？
小さい魂は、ちょっとの間黙って座って考えました。　そしてすぐに
大きな声でこう叫びました。
　「特別なもの、いっぱいいっぱい考えられるよ。
　「人の役にたつことで、特別　皆で力を合わせることで特別
　友達を沢山作れることで特別　それから他の人に思いやりがあることで
　特別！」
いいぞ！！　神様もそれに賛成しました。
　「君は何時でもそれの全部になることが出来るんだよ！
ほかにも、君が成りたい特別なものにもね！それが「光」であるということなんだよ。
　「ボク自分が成りたい特別なもの知っているんだ！ボクの成りたいもの
　知っているんだ！」小さい魂はとても興奮しながらいいました。

　「ボクは「許し」とよばれる特別なものになりたいんだ！　許すって特別なことでしよう？
　「勿論　そうとも！」　神様はそういって小さい魂を力ずけました。
　「それはとても特別なものだよ！」
　「よ－し！　小さい魂はいいました。
　「それがボクの成りたいものなんだ！ボクは許す人になりたい！許す人になつて
　自分を経験したいんだ！」

　「いいだろう」　神様はいいました。

　「しかし一つだけ知っておかなければならない事があるのだよ。
小さい魂は、今度はちょつとじれったくなりました。　そういう時は何時だって
何かやっかいなことがありそうだからです。
　「それは何なの？」　小さな魂はフウ－とため息をつきました。