2011年09月30日
本渓湖高等女学校

前日は熱海で、本渓湖会の皆様と110名のお集まりがあり
本日は山の辺に、本渓湖高等女学校の皆様8名様で

連日でお疲れのところを、ありがとうございました。
戦前は、満州国奉天省本渓湖市にお住まいだった皆様。
今回は当時女学校に通っていらしたお仲間ですね。

全員昭和6年生まれの80歳。!!
幸せに毎日を楽しく過ごしておられたそちらでの生活が一変したのは
日本が戦争に負けて、敗戦となり全てを捨ててリュック一つで
命がけの帰国をなさったお話、。

汽車に乗り船に乗り、一ヶ月かかって日本に着き九州の長崎に着いて
日本の明かりが見えてきた時、いっせいに歓声があがり涙が出たこと
港に着いたら、頭からDDTをかけられ、千円を渡されそれが全てであったこと。

それから住むところを探し、ご飯を食べていくということが
どれほどの事であったかは、想像を絶するのもがありますね。
何処に行っても、満州からの引揚者は日本であってもよそ者。
日本中が焼け野原になっているのですから、どんなにご苦労があったことでしょうか。

戦後を通じ、今回までずっと毎年続けられてきたというこの会の意味と
絆の深さは、私達には計り知れない特別なものですね。
そしてこの本渓湖会は今回をもって終わりだとか・・・・・
ここまで皆様が生き、互いを励ましあってこられたことを思う時、部外者の私さえ
胸の厚くなるのを覚えます。
本当に貴重なお話を少しですが、伺うことが出来、感動いたしました。
今回も遠く九州から、関西から 関東からお越しいただき
20年ぶりにお泊り下さったこと、心より感謝申し上げます。
どんなにかお疲れになりましたことでしょう。
どうぞ皆様お元気で、お幸せにお過ごしくださいますように心よりお祈り申し上げます。

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